リフォームで2世帯住宅にすると減税されます
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
2世帯住宅に関心が集まる中、リフォームでも2世帯住宅(3世代同居)にすることで国から支援を受けられます。
国は3世代が同居をすることを推進していて、その波は地方自治体にまで及んでいます。
リフォームで助成金や減税の恩恵が受けられるというと、耐震リフォームや断熱改修リフォームが思い出されます。
またバリアーフリーリフォームなども各自治体が独自に助成金を設けていますよね。
ここに2世帯住宅を前提としたリフォーム版の支援が加わったというわけです。
今回は国が設けた支援の無いように関して取り上げてみます。
具体的には減税処置になります。
3世代同居リフォームで減税を受けられる工事内容
工事内容は新築に関する助成内容とほぼ同じと考えられます。
キッチン、浴室、トイレ、玄関の内、少なくともどれか一つを増設させて、
かついずれか2つ以上が複数個所あることが対象です。
例えば2階建ての建物で、既存では水廻りは全て1階にあった建物を、
お風呂は共有にして2階にトイレとキッチンを増設すれば認められます。
または玄関を新たに設けて、トイレを2階に設ければ支援は認められます。
所得税控除の内容
ローン残高の一定割合を以下に示す規模で所得税から控除されるというもの。
金融機関からローンを使って3世代同居の為のリフォームをする場合は、
その年のローン残高の内、3世代同居に使われるリフォーム工事費用分の2.0%(最大250万円まで)、
その他のリフォーム費用と合わせて5年で最大で62.5万円の控除が受けられます。
対象工事 | 控除率 | 限度額 | 最大控除額 |
2世帯住宅リフォーム | 2% | 250万円 | 62.5万円(5年間) |
ローンを使わないで現金でリフォームを行う場合には、
そのリフォーム工事費用の10%が認められて最大25万円です。
長期優良リフォームで3世代同居にすると追加の助成金があります
2016年の「長期優良リフォーム」でもこの3世代同居に対しての助成金が出来ました。
つまり長期優良リフォームをする際に、ついでに3世代が同居するようなリフォームなら助成金が認められるというもの。
前提はあくまで「長期優良リフォーム」です。
3世代が同居するリフォームを行うと、長期優良リフォームの助成金+50万円が助成されます。
この50万円は大きいですよね。
以上が2世帯住宅のリフォームに対する所得税減税の控除の内容です。