材木林場で材料探し
2016/12/06
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
今日は朝から林場で材料探し。
久しぶりの林場なので、材料がどこにあるのか迷っています。
林場は大工の若い衆に置き場を任せているので、
欲しい材料がどこに行ってしまったのか見当つかず。
先月材木市場から他の材木がトラックで搬入されているので余計に分からなくなっています。
林場は常に整理整頓と清掃が大切なんですが、
きちんと整理されているだけにどこにあるのか・・・・
どこかの現場で使ったのかな・・
今では規模が小さくなった弊社の材木林場ですが、
30年前までは都内でもかなり大きな規模で林場を有して材木が置かれていたのを覚えています。
小学生の頃はその林場がカクレンボの最高の遊び場所になっていて、
先々代の祖父に怒られて、毎回見つかってはゲンコツされたものです。
今では工務店業なので必要な材料しか置きませんが、
それでもある程度の在庫は置かなくてなりません。
市場や製材工場で仕入れた材木をこの材木林場にて一定期間乾燥させます。
柱や梁の構造材や、建具の内法材に使う造作材全て同じです。
つまり自然乾燥させるという事です。
材木は乾燥させればさせるほど仕上げた時に、本来の木の木肌が美しくなります。
昔は町の材木店がこの林場で乾燥させていたので、
機械乾燥が無い時代でも狂いのない材木が揃ったんです。
ようやく見つけることが出来ました!
買付から1年以上経過する吉野産桧の造作材。
かなりの目込み材で目通りのいい良材。
見た目からもよく乾燥しているのがよく分ります。
カンナで仕上げると最高の木肌が現れるでしょうね。
吉野の材木は分が厚く製材されるので乾燥しても十分な削りしろが確保できます。
今日はかなり天気がいいので一日外で風にあたらせてから木取とします。