桧柾目の建具材が綺麗です

      2018/02/23

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

始めに平昌オリンピックの事は長くなるのでまた次回にします(笑)

 

地桧の柾目材です

 

昨日早朝に桧柾目材を載せたトラックが土手加藤に搬入されてきました。

待ちに待った地桧の柾目材。

今回のこの桧は吉野産の桧で、

特注で製材をしてもらった柾目材です。

一般的にはこの柾目材は建具などに使うような高級品。

柾目というのは材木を繊維方向と直角に製材して木取ります。

材木の長手方向に一本一本の年輪が伸びることで狂いが少なくなるのが特徴です。

この特長を生かして一般建築では建具材として使われてきました。

 

材木の長さ方向に真っ直ぐに年輪が伸びています

 

桧に限らず杉やヒバやナラなどの広葉樹でもこの柾目は木取りにロスが出るので、

特に価格が高いです。

それでもこの柾目材を使った建具などは風格がありその仕上がりは大変きれいです。

桧の柾目というと尾州(木曽桧)と考えがちですが、

いまでは尾州材は国が管理をしており伐採ができません。

私も久しぶりに木曽の山を見たいといつも思っていますが、

なかなか行く機会がありません。

それでもこのような目込みの良材が全国的にはあります。

しかも有り余ってます。

全国の設計士や工務店の方々にはぜひこの国産の材木を使用していただきたい。

産地の製材工場や町の材木店はもっとこのような材木の良材を使うようなアピールをするべきです。

またまた話が脱線しそうなのでこの辺にしておきますか・・・

 

桟積みをして乾燥させます

 

今回の柾目材は製材してからまだ日数が経っていません。

含水率が30%を超えているので、

桟積みをして材と材の間に空気が通るようにして乾燥させます。

材木はその中に沢山の水を含んでいるので、

風通しのいいところで自然乾燥をさせます。

材木は乾燥させるほどその仕上がりは綺麗になります。

 

柾目が綺麗な桧

 

さてとこの桧の柾目材をどう使うか今から楽しみです。

 

 

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