無垢の木を家造りに使う理由

      2016/12/06

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

今日はゴールデンウィークの真ん中ですが、

平日なので会社に出勤する方も多いかもしれませんね。

それでも今日一日働けば明日からは3連休ですので、今日も一日がんばりましょう!

 

さて土手加藤では、「受け継がれる家」という事を最大のテーマとしています。

受け継がれる家は、愛着があるという事でもありますし、

暮らしやすいことや住んでいて気持ちがいいことなどを集約した表現になっています。

また家が50年、100年と長く住めるという事も大切になります。

 

それには木の家が一番と考えています。

日本では古くから木の家が当たり前ですし、日本の気候風土にもあっているからでしょうね。

樹齢50年の桧の柱と土台を使えば家は50年以上は持つといわれています。

 

土手加藤では、構造材である土台や柱以外にも可能な限りで無垢の木を使うことにしています。

 

 

高知県の杉の製材工場

 

何故にそこまで無垢の木にこだわるのかというと、

元々が材木屋という事も当然あるのですが、

無垢の木は加工がしやすいのが特徴です。

微妙な寸法でさえ、大工がノコギリで寸法を合わせることができます。

そしてカンナで削れば望みの寸法にすることができるからです。

これは結構重要な事で、家づくり以外でも家具やインテリア小物などにも同じ考え方が当てはまります。

加工が容易という事はデザイン性にも直結します。

 

二世帯住宅

 

無垢の木がデザイン性に優れているというのは、その表面の模様と木肌からもうなずけます。

木は人と同じで自然の生き物なので、その表情はどれひとつ同じものはありません。

その多様な表情を持つ無垢の木がデザイン性に優れているという事はすごく納得できます。

また無垢の木が持つ独特な柔らかい雰囲気は、住む人に安らぎを与えると言えます。

例えば、何気ない空間に木の家具があるだけで心が落ち着くというような経験はありませんか。

この優しい雰囲気も無垢の木がデザイン性に優れているという事になります。

 

造作材の加工

 

よく建材メーカーなどで、塩ビの巾木や窓枠や内装ドア、フローリングを使いますが、

何故なんでしょうかね・・・

日本には沢山の木があるのに・・・・

それも多くは木の模様をプリントしたもの・・・

無垢の木を使えばいいのにと思うのは私だけでしょうか。

私が工務店を始めてのも、結構この理由が多い木です。

工務店や大工さんに建築資材を荷卸しをしていた材木屋だったころ、

塩ビの建材ばかりを使う工務店が多くて不思議だったです。

無垢の木を使ったらいけないのかな・・とか思ったこともあります。

いざ工務店を始めてみるとそんなことは全くなかったです。

 

これ以外にも無垢の木を使う理由はあるのですが、

今回はこれくらいにしておきます。

 

次回をお楽しみに

 

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