サッシのガラスの種類を教えて

      2016/12/06

lOW-Eガラス

土手加藤材木店の加藤です。

 

今回は窓廻りのサッシに取り付けられるガラスの種類に関して取り上げてみます。

新省エネ基準に移り、外皮計算でも開口部の仕様が悩ましいことになっていますが、

今回はとりあえづガラスの種類に関してです。

 

lOW-Eガラス

 

1.単板ガラス

 

新築ではほとんど使われることが無くなったのがこの単板ガラスです。

昔は主流だったガラスの仕様で、文字通り1枚のガラスでつくられたものです。

 

この単板ガラスの断熱性能は良くないです。

冬になると窓廻りのガラスに結露が発生するので、最近ではあまり使われなくなりました。

今では、古い家屋や家具、ショーケースなどでしか使われることが無くなりました。

 

2.複層ガラス

 

ペアガラスとも呼ばれるのがこの複層ガラスです。

2枚のガラスを平行に並べて、間に空気層を設けている仕様がこの複層ガラスです。

 

注目する点はこの空気層です。

空気層を設けることで断熱性能が飛躍的に上がりました。

このガラスによって真冬の結露を軽減することができるようになりました。

 

今では新築時ではこの複層ガラスがほとんどになりました。

 

3.Low-E ガラス

 

サッシ廻りのガラスでは、このLow-Eガラスの性能が一番髙いです。

 

特殊な金属の膜を表面にコーディングすることで、

紫外線などを遮断して光だけを取り入れることができるという優れたガラスです。

 

このガラスは一般的には複層ガラスとして使用されて、樹脂製のサッシや木製のサッシと組み合わせることで

より一層断熱性能が向上します。

 

新防火サッシなどはこのLow-Eガラスが標準でメーカーから出荷されています。

海外ではこのLow-Eガラスを使った3枚のトリプルガラスが主流になってきています。

日本でもこのトリプルガラスの開発を各メーカーが始めてきています。

 

今後はこのLow-Eなくしては日本の家づくりは無いようにも思えます。

 

 

以上がサッシ廻りに取り付けられるガラスの種類でした。

 

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