押入れの収納法を工夫すれば使いやすくなります

      2016/12/06

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

 

今日は押入れの収納方法について考えてみたいと思います。

昨日のこのブログでも取り上げましたが、

押入れは和室に併設された物入れです。

この押入れの大きさは幅が180cm、奥行きが90cmです。

そうです・・大体たたみ一畳分が標準的な畳の大きさです。

 

この押入れの活用は昔から布団を収納するために造られてきました。

和室で就寝することが多かった当時では当然ですし、

また日本では布団は日々起きた後には押入れにしまうのが慣習とされてきたので、

和室に押入れがあるのはいたって当たり前のことでした。

 

ライフスタイルの変化と共に、寝室はフローリングの床になり、

寝具は布団からベッドになることで、

物入れは押入れからクローゼットが支流になってきました。

ベッドなので敷布団をいちいち片付ける必要が無くなったわけです。

クローゼットは奥行きが60cmと押入れと比べると30cm程度短いです。

押入れをまだ使っている人は分かると思いますが、

奥の方の物を取り出そうとすると結構面倒と感じたことがありませんか。

手前の方にばかり物が多くて奥の方はすかすかというケースもあり、

逆に、奥の方にいっぱい物が詰め込まれて、

いざ必要な時には手前の物をすべてどかさないと取り出せないというようなケースもあると思います。

 

そこで今回はリフォーム、リノベーションで、

90cmの押入れサイズの奥行きの物入れでも使いやすくする収納方法を考えてみます。

DIYでも簡単にできるのでぜひ参考にしてみて下さいね。

 

1.奥行きを有効利用する

押入れは奥行きがあります。

この奥行きを友好的に利用しないてはありません。

そこでホームセンターなどで売っている、

プラスチック製の引き出しはすごく便利で優れものです。

日本の押入れの奥行きにあわせて作られているので、

収納してみると全く無駄なスペースがありません。

この引き出しを奥や手前に無駄なスペースをつくらないように、

奥行き一杯の引き出しを縦方向に何段か積み重ねて収納します。

取り出しやすいように引き出し式になっているので、

奥の方を友好的に利用できます。

 

2.洋服はスライドハング―を利用して収納

押入れは真ん中に中段と言われる棚板があります。

この棚板は上下に収納しやすいように昔から使われてきました。

例えば上段には布団を収納して、

下段には物を収納するなど。

奥行き90cmの押入れの場合、

ハンガーパイプで洋服を吊るすと結構無駄なスペースができます。

やはり奥行き60cmのクローゼットの方がハンガーパイプで洋服を収納するには楽です。

この奥行きの使いづらさを解消するのが、

スライドハンガ―です。

奥行き方向にこのスライドハンガーを取り付けます。

このスライドハンガーの優れた点は、

手前方向にハンガーが伸び縮みするので大変便利です。

 

3.キャスター付きボックスを利用する

あまり出し入れをしないような物は、キャスター付きのボックスを利用してみてください。

1の引き出しと似ていますが、

ここでは下部にキャスター付きとすることで、

ボックスごと手前に引き出すことができるので、

奥の物も簡単に取り出すことができます。

 

 

以上が押入れの友好的な活用方法でした。

この様な方法で押入れの収納法を工夫すれば使いやすくなりますのでぜひ試してみて下さい。

 

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