和室を上手に活用する

      2016/12/06

土手加藤材木店の加藤です。

まだ5月なのに東京でも昨日は30度を超える夏日になりました。

今日も午前中から日差しが強いので、

なにやらまた夏日のような予感がします。

夏が来るのがちょっと早いですよね。

 

さて最近の住宅において、めっきり減っている部屋様式が和室です。

和室が減っているので自然と畳も使われなくなっていますし、

また和室の壁に使用する左官の壁も減ってきています。

 

この和室の使用減少で分るのですが、

「大工」、「左官」、「畳屋」の各々の職人が減るのも当たり前ですね。

まーそのことはさておき、

和室の部屋が減ってきているのは明らかです。

 

昔は当たり前のように家には和室があり、

家を造る際には必ずといっていいほど設計書の中には和室が盛り込まれていました。

和室の利用目的は元来、

お客様をおもてなしする場所、来客者が宿泊できるための場所、

七五三などの節句等々が行われるハレの場所や、

お茶の間としての利用があり、

これらは全て皆が多目的に利用できる場所としての位置づけがあったように思われるんです。

なんとなくわかるような気がしませんか。

例えばお茶の間に行くと、

おじいちゃんとおばあちゃんが笑って迎えてくれるイメージです。

 

戦後の高度成長期くらいから、

暮らし方のスタイルの変化によって和室の多目的な利用価値が薄れて、

家の中に和室を設けない家が増えてきました。

もしくは、

和室を設けない暮らし方の方が暮らしやすいという考え方が定着したのかもしれませんね。

いずれにせよ和室を設ける優先順位が大幅に下がってきたのは間違いないようです。

 

確かに都心の狭小地で家を建てる場合に、

和室を設けるほど余裕のある条件の家が少ないこともあります。

 

誤解の無いようにしますが和室を造らなければいけないということではありません。

特に都心の防火規制の厳しい地域では、

特に本和室のような形式の部屋は現実的にも難しいと思われるので。

 

それでも和室を何らかの形で上手に活用することはできます。

例えば洋室の隣や仲に和室をコーナーとして取り入れることで、

空間全体にメリハリを造るのも一つのアイデアです。

この場合の和室コーナーは決して大きな空間でなくてもいいと思います。

畳三畳程度でも十分な和室になります。

また壁の一つの部分を左官壁にするだけでも結構和の雰囲気は出せるような気がします。

またリビングや寝室のサッシ廻りに障子などを利用することでも和室の雰囲気が出せます。

 

やはり私達には和室が何か落ち着ける場所という事が頭の中にあるからなのかもしれません。

価値観が多様化する中で、

和室の利用価値も様々になってきているという事でしょうね。

 

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