電力自由化を詳しく知りたい

      2016/12/06

土手加藤材木店の加藤です。

昨年から新聞やテレビのニュース報道でたまに聞く電力自由化。

今回はこの電力自由化について分かりやすく取り上げてみます。

 

1.私達消費者が電力会社を選べるようになりました

 

電力自由化は実はすでに2000年から始まっています。

これは大規模な複合施設やビルや工場などの、

電気を大量に消費する事業者などが対象で、

一般の家庭の電力使用は低いので、

私達一般の住宅は対象ではなかったんです。

それを本年度2016年からは一般家庭も対象になったという事です。

この電力自由化は、今までは●●電力などの大きな会社が独占していたものを、

規制緩和することにより他の分野からの参入しやすくすることが目的。

大きな意味では規制緩和と言えるでしょう。

この私達一般の家庭も含めた電力自由化によって、

地域を独占していた大きな電力会社だけではなく、

電力小売り事業者が全面的に自由化されたという事です。

もっと分かりやすく言えば、

電気を家庭に販売する会社の選択肢が増えたという事です。

 

電気の販売会社の値段やサービスなどを私達自身で見てそして選べるようになったんです。

これにより市場での競争原理が働いて、コストやサービスなどが良くなることにつながります。

 

2.電気の販売体制が大きく変わる

 

電力自由化が大きくクローズアップされていますが、

それでも根本的に電力供給の仕組みは今までと変わりません。

 

なんだ、それじゃ何も変わらないんじゃないの・・?

 

と思うかもしれません。

 

電気は原子力発電所などの発電所で造られて、

この発電所から送電線で変電所に送られて変圧されます。

それから配電線を通って各地の家庭に運ばれます。

 

それでは何が変わったのかというと、

この発電、送電、電力小売りをいままでは大きな電力会社が独占をしていたのです。

今回の自由化ではこの3つの分野をそれぞれ独立させたことが大きな意味があります。

発電事業は発電会社が行い、

電気を送る送電事業は送電会社が行う、

そして電気小売り事業は前段でも取り上げたように、

私達が選べることが出来るようになったという事です。

 

規制が厳しい日本ではたしてどこまで事業者間の競争を促せるのかはまだわかりませんが、

大きな変化が起きたことは間違いありません。

 

 

今回は電力自由化について取り上げてみました。

 

 

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