エアコンの省エネ効率を上げるには気密性が重要です

      2016/12/06

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

 

今日から6月で、そろそろ梅雨の季節が到来です。

今日も東京では日中は26度になる夏日の予報です。

そうなるといよいよエアコンが大活躍しますよね。

小生自身は大変な暑がりなので夏はエアコンが無いと生活ができません。

 

そこで今回はエアコンの効果を上げるための方法を取り上げてみます。

エアコンの省エネ効率がいいという事は単純に電気代がかからないという事ですので、

これから新築やリノベーションで家づくりを検討する人はぜひ参考にしてみて下さいね。

 

夏や冬に冷暖房をしてもなかなか部屋が涼しくならない、または部屋が暖かくならない」という事があると思います。

若干の地域差は当然はありますが、

誰しも経験はあると思います。

要因は様々あると考えられますが、

一番考えられる原因の一つに気密性の低さが上げられます。

 

冷暖房費の違い

断熱気密性能の違いによる冷暖房費の比較

 

国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会 資料による

 

 

上の図は断熱気密性能の違いによる年間の冷暖房費を比較したものです。

気密性能が高いという事は、部屋の内側と外側で空気の出入りが可能な限り少ないという事です。

平成25年の新省エネ基準では、

施工現場でもこの気密性のアップが図られるようになっています。

 

断熱性能を上げても外からの空気が室内に入るようでは、

冷暖房の効果は低くなるというのは皆さんも何となくイメージができると思います。

ですので、エアコンで冷たくなったり、

暖かくなった空気が外からの影響を受けないようにすることが重要になります。

つまり高断熱化と気密性は表裏一体という事になります。

 

エアコンの消費電力の特徴とすれば真冬のケースでみると、

室内の温度が低い状態では消費電力が非常に高くなります。

つまりエアコンのスタート時が最も電気を使うという事です。

これはエアコンのスイッチを入れて稼働した直後に、

髙い電力を使って強力な暖房能力を発揮させて、

短時間で設定温度に到達させようとするからなんです。

室内の温度が設定温度になると、

低い電力で温度を一定にしようとするだけなので消費電力は低くなります。

 

この時に断熱性能と気密性能が高ければ、

より室内の温度が長続きするのでエアコンにかかる電力も低く抑えることができるという事です。

 

家の断熱性能が高いという事は、

家計にもすごくいいですし、健康にも大変いいですよ。

 

ぜひ断熱性能のいい暮らしを実現して下さいね。

 

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