住環境を向上させると健康向上するようです
2017/02/04
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
土手加藤の年内の営業は今日で終わりです。
年明けは1月5日から営業します。
今年もたくさんの方にこのブログを読んでいただいてありがとうございました。
新築、リノベーションについて少しでもお役にできるような情報をこれからも発信していくので、
また来年もよろしくお願い致します。
さてこのブログでもなにかにつけて住まいの断熱性能について取り上げてきました。
断熱性能を良くするという事は暮らしの環境が良くなるという事です。
先日「家づくり 健康・エコ宣言 2016」(新建ハウジング社発行)というフリーペーパーで、
実に興味深い内容の記事がありました。
今日のブログはその内容の一部を簡単にご紹介します。
家の環境性能を可視化することで、
家の断熱性能を良くすることでその家に暮らす人の風邪や睡眠不足などが軽減出来て、
健康増進につながるというもの。
これを年代別に可視化することでより分かりやすくすることが出来ます。
この表で左側の縦軸は年代です。
年代が古いという事は断熱性能が悪い家と考えていただければいいと思います。
やはり1980以前の家では温暖地も寒冷地も風邪の発生リスクが高いことがわかります。
まー当然と言えば当然な結果です。
この表で興味を引くのが一番下段の1980年以前の建物を、
1999年レベルの断熱性能に上げた場合の風邪の発生リスクの改善率を評価している点です。
寒冷地では10%以上リスクが減っているのが分ります。
温暖地では男性の50・60代で8.3%の改善があるという点も非常に興味深いです。
またこの検証では夏の睡眠不足の発生率についても、
断熱性能を高めることで家の中の涼しさが増して睡眠不足が軽減されたという事を紹介しています。
築地の移転問題で食の安全性が問われていますが、
家族が暮らす住宅に関しては健康問題は大変身近な関心ごとです。
簡単に断熱性能はいい方がいいですよと言われても、
何となくわかるんだけどそれが私達にもたらすメリットはなかなか理解しづらいかもしれません。
このように数値で分かりやすくすることで、
家づくりにおいて断熱性能がいいことのメリットは納得しやすいですよね。
ぜひこれからの家づくりでは家の断熱性能にこだわってみて下さいね。
それでは次回をお楽しみに。