長期優良住宅で家の価値は保たれるの・・?
2016/12/06
おはようございます。
台東区で設計事務所と工務店をしている土手加藤材木店の加藤です。
長期優良住宅という言葉を聞いたことはありますか。
家づくりを検討中の方は一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
特にフラット35で銀行融資を受ける場合には、少なからず聞く機会があると思います。
この長期優良住宅は今後日本の家造りで中核を占めていくと言われている住宅です。
どういう住宅なのかというと、国が定めた様々な基準を満たす住宅で、
良質な住宅を住まい手が長期にわたって大事に使っていくという考え方が基本になって制定された認定住宅の事です。
この長期優良住宅の建てる場合には税金や住宅ローンなどの様々な優遇処置があります。
フラット35の住宅ローンの場合にはこの優遇処置があるんです。
詳しくは「フラット35 」のHPをご確認ください。
長期優良住宅のその基準は、省エネ性能、耐震性、劣化対策、維持管理・更新などなど住宅を長く使用するための細かい基準があります。
この他にもバリアフリー性や建てる建築面積、維持保全計画も含まれます。
この制度の基本的な狙いは、
せっかく建てた家を30年後壊してまた建てるのではなく維持管理しながら長く住むことで次の世代に余計な出費をさせないことと、
その建物の価値を長期間にわたって保つことができるのです。
ここでいう価値とは家としての資産価値の事です。
家の資産は建てると次の日から資産が目減りすると言われ30年後にはほぼゼロ!
という誠に悲しい現実です。
何千万ものお金をかけて建てたのに・・・。
このような住宅の資産の目減りを防ぐために長期優良住宅の認定制度が始まったんです。
とうぜんこの長期優良住宅にはほかにも狙いがあり、
住宅からのCO2削減の為高い省エネ基準や、地震に強い家の為の耐震性能の確保などなど様々です。
この制度の特徴は、維持管理をしながら住むということです。
修繕計画とそれにかかる費用を定めて、少なくとも10年ごとの点検や修繕が必須で、維持管理の保全期間は最低でも30年になるんです。
その時その時に修繕費用はかかりますが、建て替えるよりは費用はぐっと抑えられますよね。
土手加藤でも積極的に長期優良住宅に取り組んでいます。
ぜひこの制度を活用して家造りしてみることをお勧めします。
今日は長期優良住宅の大まかな概要を書いてみました。
次回はこの制度のメリットについて取り上げてみますね。
それではまた次回お楽しみに!