LED照明は平成25年省エネ基準に貢献します
2016/12/06
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
平成25年の新省エネ法移行にともない、
建築現場ではすでに省エネ基準に準じた施工が求められています。
新省エネ法の適用義務は2020年以降ですので、
現状では省エネ基準については義務化にはなっていません。
なんとも分りずらい法律ですが・・・
新省エネ法においては全国を8つの地域に区分して省エネを検討する必要があります。
北海道や東北地方などの地域と関東では相当気候条件が違うので、このことは何となくわかるような気がします。
私が住む東京は6地域に属しています。
6地域の新省エネ法における外皮性能基準値はUA値:0.87[w/㎡・K]。
この外皮省エネ基準は、外皮計算をしてみると分りますがさほど厳しい基準にはなっていません。
サッシについてもアルミ複合でも0.87よりいい数値が出ます。
新省エネ法を順守するために、一般的に断熱性能を上げなければならないというイメージがありますが、例えばBELS(ベルズ)における★マークの数を上げたいのであれば、断熱性能の検討は必要になると思います。
またZEH仕様の住宅を標準にするようであれば当然断熱性能は良くしないと思いますし、もしくは太陽光のワット数を大きくすれば問題は解決すると思います。
それよりも一次消費エネルギーに着目すると、一般的に家庭で消費される電力の内割合が大きいのが「給湯」と「冷暖房」です。その次が照明であることは皆さんもよくご存じと思います。
照明についてはLEDを採用する方が圧倒的に多いです。LED照明は消費電力が相当抑えられるという事はすでにご承知の通り。
実は一次省エネルギーを計算する「エネルギー消費性能計算プログラム」において、2016年からLED照明の項目が加えられたので、LED照明を採用することのメリットが家づくりにおいても増えたという事になります。
この編の、一次消費エネルギーの計算というのは一般の建て主にはあまりピンとこないイメージでしたが、電気量の削減と省エネ基準に貢献するようになったのです。
LED照明をもっと暮らしのなかで使われるようになるといいですね。