木造耐火構造の構造材が搬入されました

      2017/10/21

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

衆議院が解散されて街中は何やら慌ただしくなってきました。

今回衆議院の議席が10減ったので、

選挙区区割りも変わり、

台東区も今までとは変わりました。

候補者が何を訴えるのかを私たち国民はよく見極める必要がありますね。

 

さて昨日は前日の酒が抜けきらない中、

朝一に新木場からトラックで2台で搬入されてきました。

 

 

構造材の梁がトラックに満載にされて搬入されてきました。

木造耐火構造の構造材で、

使用する梁は米松と米松集成材です。

今回米松を使用するにあたり各方面から・・・

「米松なら何で桧梁を使わないんだ・・・・」

というキツイお言葉をいただきましたが・・・

単純に米松を使います。

 

 

国産の木を使うことを常日頃からこのブログでも言い続けているのですが、

3階建ての構造計算が必要な建物に関しては米松を使用しています。

理由はJAS規定に基づく強度の仕分けがしっかりしている。

もう一つは部材自体の乾燥がJAS認定によりしっかりしている。

最後に上げるのが流通体制がしっかりしている。

 

 

材木屋なので国産材は使いたい。

ただし部材が足らなくなった時に追加発注ですぐに納品できるのかは疑問です。

しかもJAS認定 機械乾燥材 E-110が。

このことは全国の製材工場を怒らせる表現かもしれませんが、

何を言いたいのかというと、

国産材の乾燥と強度管理をきちんとしてもらいたい。

「俺の所はJASなんかいらない、きちんと乾燥しているんだから」

よくわかる。

皆さん材木のプロでそれぞれが乾燥には苦労していることはよく知っています。

 

 

ただし使う側の立場からすると一定の定められた基準が無いと使いずということと、

JAS基準を国産製材を標準化すれば、

都心でも地方でも何時でも使えるではないかという事です。

その地域で家づくりをしている工務店や大工がいつでも使えるではないですか。

それには全国の製材工場や材木屋が気持ちを一つにして、

その供給体制を真剣に見直すべきと思います。

 

 

もう一つ議論として取り上げたいことは、

何でJASでいうE-110がクローズアップされているのか。

 

こう考えるとおのずと国産材の活用が広がるような気がします。

 

 

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