地松の木片を楽しく再利用します
2017/09/02
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
自社にて手刻みを行う場合に発生する大量の木材の端部。
上の画像の木片もそうです。
マキとも呼ばれますが、
通常は特に使用されることもなく産業廃棄物として処分します。
その昔土手加藤ではこの大工が手刻みをした時にでるマキを燃やして風呂を沸かしていました。
今では考えられませんが懐かしいですね。
このマキで沸かしたお湯が熱い。(笑)
皮膚にピリピリするような熱さだったのですが、
給湯器のように温度調節が難しいので当たり前なんですがね。
子供の頃はこの熱い風呂が嫌でしょうがなかったんです。
逆の考えからすると電気代がかからずに大変エコだったのかもしれませんが。(笑)
この大量のマキは処分するのですが、
前から何か良い活用方法はないものかと考えていました。
面皮付の地松の梁の木片などは見方によってはインテリアによく合うような気がして、
早速地松のマキを二つ割に製材をしてみました。
割ってみると松の独特に木肌が大変美しいのが分ります。
この面皮付の松のマキをこれから楽しく有効利用しようと考えています。
楽しみですがまだ出来上っていませんので、
出来上がったらまたこのブログでご紹介するとします。
お楽しみに。
ちなみに・・・
この地松のマキは家の中でどのように使われているかというと・・・・・
小屋梁に使われています。
いまどき地松の小屋梁を使うなんて・・・無いですよね。
新木場の問屋街で探しても全く無いのが地松。
近県でも結構あった地松屋さん。
千葉などでも専門店があったのですが、
残念ですが時代の流れでいまでは商売を止めてしまったところがほとんどです。
20年位前にある千葉の地松屋さんの社長が遊びに来てくれたんですが、
弊社の先代と昔話で盛り上がっていたのをよく覚えています。
その社長が自分の敷地内で採れた自然薯を持ってきて食べたのですが、
美味い!
懐かしいな。
元気かな。
地松は強度が大変あり年月が経つほどその強度を増加していきます。
この自然木らしい曲がり具合がすごくいいですね。