木造耐火構造の外壁は色々選べます
2016/12/24
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
防火地域で3階建ての住宅でも店舗でも木造で建てる時には、
その構造体は耐火構造とする必要があります。
この「耐火構造」というのは分かりやすくいうと火災が発生した場合に、
消防車が到着して火災を鎮火させるまでの約1時間の間に、
構造体が火災によって倒壊しないでその後もまだ建てつづけることが可能にする必要があるということです・・・
分りましたかね・・・(汗)
3階建ての住宅や店舗の場合には外壁では1時間耐火構造の性能が必要になります。
いままでは鉄筋コンクリートや鉄骨造しか建てることが出来ませんでしたが、
ここ最近では木造でも建てることが可能になりました。
喜ばしいことです。
都心の商業地域ではほとんどが防火地域に指定されているので、
都心部での木造の建物を建てることは不可能だったんです。
せっかく木造でも建てることが出来るのですから、
やはり外観も好みのマテリアルを選択したいですよね。
木造の耐火構造の建物というとサイディングをイメージされる方も多いと思いますが、
いまでは左官やガルバリウムなどの外壁材を選ぶことができるんです。
またはタイルや木の羽目板を選択するという事も可能です。
これは耐火構造に必要とされる外壁の要件を国が自ら整備して分かりやすくしたことが一番の要因です。
この基本的な要件をクリアーした上で外壁の仕上げ材を選択することが出来るんです。
家造りのマテリアルを色々と選べるのは嬉しいですよね。