大工の手作業 墨付けと手刻みです

      2017/04/27

下小屋での墨付けの作業

 

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

ただいま弊社の下小屋では来月の上棟にむけて墨付けと手刻みが行われています。

ちなみに下小屋とは大工たち職方が作業するための作業小屋のことです。

先代の時代30年位前のことですが、

土手加藤がまだ材木屋をやっていた頃にはいつもこの下小屋で大工達が墨付けや刻みをしていました。

今ではプレカット加工が普通になり、

材木屋の下小屋での作業はほぼ見られることは無くなりました。

 

下小屋に積まれた材木は家の土台と梁に使われるものですが・・・暗くてわかりませんね

 

プレカットの利点は何と言っても工期短縮です。

工場で図面を入力して半日で加工が終了します。

それに比べ大工が作業する墨付けと手刻みはなにせ時間がかかります。

人間が行うのだから当たり前なんですがね。

プレカット主流の時代に手刻みは不要と話す人達が多いです。

 

材木一本一本に墨を付けて手で加工します

 

確かにその通りです。

会社経営の観点で考えれば経費がかかる墨付けと手刻みはもしかしたら間違っているのかもしれません。

ただ土手加藤ではやはり墨付けと手刻みで家づくりをしたいと考えています。

木の家づくりをするには木の特性をつかまなければなりません。

そのためには墨付けと手刻みは重要な作業です。

 

今日も大工たちが下小屋でもくもくと作業しています。

 

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