便器を選ぶときのチェックポイント
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
今回はトイレの便器に関して取り上げてみます。
トイレと言っても和式タイプや、男性専用の小便器などもありますが、
今回は一般的な洋式タイプの便器に関してです。
便器にはタンク付便器とタンクレス便器の2種類があります。
タンクレス便器とは、トイレの水を流すためのタンクが無いタイプのもので、
水道の水圧を利用して便器の水を流します。
一方のタンク付便器は、タンクに水を貯めておいて、
その溜まった水を流す際に発生する水圧で水を流すタイプです。
どちらを選ぶのは皆さんの好みですが、実は給水管の水圧によって選択が限られる場合があります。
特に一戸建ての住宅を建てるという場合には、
工務店やハウスメーカーの担当者とよく打ち合わせが必要になります。
理由は給水管の水圧が低い場合には、
タンクレス便器を選ぶとスムーズに汚水が流れない可能性があります。
また道路からの給水引込の管径が小さいと水圧に問題が出てくる可能栄があります。
タンクレス便器は見た目もシャープで、すっきりとしているのが特徴なので非常に人気があります。
またタンク部分が無いので日頃のお掃除も楽なのが人気の一つです。
先ほども説明しましたがタンクレスは水圧で水を流すタイプなので、
水圧が低い場合にはタンクレスタイプの便器は基本的には選ぶことはできません。
ただし、
水圧を強くするような設備機器を別途設置すれば設置は可能になります。
都内の狭小地で3階建ての家を建てる場合に、
仮に3階部分にトイレを設置する場合には水圧をよく確認してから
この階の便器は選ぶようにしてくださいね。
タンク付トイレで手洗い付は、そこで手を洗えることができますが、
皆さんもよく分ると思いますが、この手洗い部分は汚れが目立ちます。
これに対してタンク付で手洗い器無しもタイプと、タンクレス便器の場合には別途手洗い器も必要になります。
しかしこの分はコスト高になるので予算と勘案して選定して下さい。
最近のタンクレストイレは節水タイプがほとんどで、
従来の洗浄水の流れとは異なる形で様々な工夫がされています。
それに加えて日頃のお手入れも格段にしやすくなるような工夫も随所にされてきています。
また便器の素材も今までの陶器製の物から、
有機ガラス系の軽量で新しい素材の商品も出ています。
トイレの便器と言っても、
結構選ぶときのチェックポイントが結構あることがわかっていただけたと思います。
今回はトイレの便器についてでした。