省エネリフォームへの助成金があること知ってましたか?
2016/12/06
台東区で工務店をしている土手加藤材木店の加藤です。
前回省エネリフォームの方法を3つに分けて解説してみました。
窓の断熱改修、部分改修、全体改修に大きく分けられます。
今住んでいる家の断熱性能を上げるためにどのような省エネリフォームをするのか。
当然お金もかかることですし、
自分たちの予算にあったリフォームを選択することが一番ですが、
国も様々な補助活動をしています。
この中で一番広く知られていて使いやすいのが「省エネ住宅ポイント」です。
省エネリフォームを行うとその規模に応じてポイントが発行されるという制度です。
ただしこの制度は残念ながら平成27年10月で予約申請の受け付けは終了しています。
この制度は中身が細かく分かれていて、
部位ごとに行うリフォームに関してもポイントを受け取ることができます。
例えば窓フォームと断熱性能をアップするための断熱改修を行うなど。
この省エネ住宅ポイントのポイント数はその規模に応じて決められます。
全体改修に関しては長期優良住宅リフォーム推進事業というものがあって、
既存の建物を新築と同じレベルの断熱性能や耐震性能などに関して、
リフォームで一定のレベルの性能まで上げると、
一戸当たり最大で200万円の助成金を受け取ることができます。
この制度は前回ご紹介した全体改修の範囲に属するものと考えられるので、
その分リフォームにかかる費用は大きくなります。
外壁や中の壁や天井などを壊すことになるので大規模なリフォームです。
始めからこのような大規模なリフォームを考えているのでしたら、
ぜひ一度調べてみて検討してみてはいかがでしょうか。
リフォーム版の長期優良住宅制度は難しい面もあるのですが、
これだけの助成額を国が用意しているという事は、
省エネに本腰を入れているという事でしょうね。
ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業」という活動があります。
いわゆる「ゼロエネ住宅」と呼ばれるものです。
これは家から排出されるCOをゼロ(ネットゼロ)にするというもので、
再生可能エネルギーを使って自分たちの家のエネルギーをトータルでゼロにするというものです。
2030年までに新築住宅に関してゼロエネ(ZEH)の実現を目指そうという動きがありますが、
リフォームにおいてもこのゼロエネ住宅に改修する人に対して助成金があるんです。
一戸当たりの助成金額は定額で130万円です。
このゼロエネについては別の機会で書いてみたいと思っています。
その他にも断熱改修をしてその前後の健康改善の効果を検証することを条件にする、
スマートウエルネス住宅推進モデル事業もあります。
この事業では一戸当たりの断熱改修に対して上限100万円が補助されます。
2020年には全ての新築の家は平成25年の改正省エネ基準に準ずる必要があるんですが、
リフォームにおいては義務化ではないのですが、
様々な補助があるという事だけでも分っていただけましたでしょうか。
次回は省エネリフォームのメリットをご紹介します。
それでは次回お楽しみに!