マンションリノベーションでは床の防音対策をお忘れなく
2018/02/23
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
昨日の日曜日はお休みでしたので、
友人たちと南房総の相浜に釣りに出かけました・・・が・・・
何せ寒かったです。
本当に凍えるような寒さでしたね。
その寒さでの気になる釣果は・・・ハタ1匹でした(笑)
脂がのっていて美味かったです。
それにしても朝一のバラシはヒラメだったのかな・・・・(涙)
さてマンションリノベーションでは室内なら何でもいいという事はありません。
無論室内は所有権があるので好きなインテリアでリノベーションして全く問題はないのですが、
一つ注意点をあげるとするならば下の階の部屋への音の問題です。
この音の問題は人の感覚なので厄介ではあるのですが、
それでもやはり最低限の音の対応はしなければなりません。
特にマンションリノベーションの場合には間取りの変更をする場合が多いので、
床の施工は問題になります。
一般的には2重床にしてスラブ床への音の伝達を軽減するという方法があります。
これは床スラブとフローリングやカーペットとの間に空間を確保して、
音の衝撃を緩和するという工法です。
この工法は床下地に配管等も施工できるので今ではメジャーに工法と言えます。
またフローリングの裏側にゴムを貼って音を吸収する特殊なフローリングもあります。
ただしこの場合には床スラブに直に施行するので配管スペースを確保することが出来ません。
マンションによっては配管をコンクリートに埋め込んで(シンダーコンクリート)、
ゴム付フローリングを貼っている物件もあります。
また水廻り部分のみ配管スペースを確保するために床を上げるという工法があり、
床工事でコスト削減する為にもこの水回り部分の床上げは良く採用します。
マンションは配管スペースと呼ばれる縦管を収納するスペースがあり、
そこに排水管を接続するようにしますので、
この距離が長くなると床上げの高さも必要になります。
段差を始めから無くしたいというのであれば始めから2重床にして音問題と配管問題を一緒にクリアーしたほうがベターといえます。
通常のマンションのリノベーションならば建設時にこの2重床になっていることは多いのですが、
事務所からマンションにコンバージョン(用途変更)をする場合などは、
この床の音問題は気を付けて下さいね。
マンションはその建設された年代で床の仕上げ方法が違っていることが多いので、
施工される工務店などとよく打ち合わせをすることを勧めます。
下の階の住人に音の問題で気って暮らすのはストレスになるので、
この床の音問題はリノベーションの設計段階からきちんと対応するように心掛けるようにしてくださいね。