趣味の部屋を造る楽しみ

      2016/12/06

階段下の趣味の部屋

おはようございます。

台東区で工務店をしている土手加藤材木店の加藤です。

 

今日は朝からどんよりとした曇り空ですね。

どうやら天気予報では明日は東京でも雪の予想ですが、本当に降りそうな天気ですね。

この間のような雪は勘弁してほしいものです。

 

新築で注文住宅を建てたり、リノベーションでライフスタイルにあった家の間取りを構築するときに、

リビングやキッチン空間、または収納を含めた寝室の事は当然優先事項です。

 

その中でも、初期のプランニングの段階から「趣味の部屋を造りたい」というお施主様は多いです。

メインであるリビング空間をどうするのかという事と同様に、

「趣味の部屋」にこだわる人にとってこの空間は何よりも優先したい空間です。

 

自分だけの趣味の部屋・・・。

すごくわかる気がします。

それで実はこの趣味の為の空間を構成するときの打ち合わせが一番楽しい時でもあります。

この方たちのこだわりのお話を聞いているだけでもすごく楽しいんです。

 

当然狭小地ではそんなに大きな空間は確保できません。

それでもたとえわずかなたたみ一畳程度の空間でも、

その人にとっては趣味に没頭するための大切な空間です。

 

階段下の趣味の部屋

 

こちらは、階段下のスペースを活用したたたみ一畳の趣味の部屋。

お施主様の趣味は木彫りの彫刻。

リビングにカウンターを設けて趣味コーナーとする提案もありましたが、

木彫りは木のカスが出ることからのご家族への配慮と、

何よりも小さくても自分だけの趣味の空間が欲しいという旦那様のご要望にそって造りました。

カウンターにはタモを使い、正面と横の壁にはコルクタイルを張って、木彫りの図面をクリップで留めやすくしました。

頭上の棚板は、工具や木彫りの材料を収納できるように、可動式の棚板を設置。

足元にはコンセントを設置して移動式の照明を使えるようにしました。

 

ほんの小さな空間なんですが、この趣味の部屋があるだけでお施主様にとっては楽しみが広がります。

 

 

たたみ3畳の趣味の部屋

 

こちらのお宅は、たたみ3畳の趣味の部屋。

決して納戸ではありません。

音楽関係の趣味があるお施主様は、最初から「趣味の部屋」にこだわりを持っていました。

レコードやCDなどをいつでも聞くことができるためのくつろぎの空間です。

膨大なレコードの量に驚きましたが、部屋の奥にはパソコンを置くためのカウンターを設置して、

専用コンセントとLAN配線までしました。

また壁面いっぱいに可動式の棚板を設置することで、レコードなどを収納するスペースを確保。

おせ施主さまだけの趣味に没頭できるための空間になりました。

 

 

趣味の部屋を造りたいと希望する方にとって、その空間の大きさはあまり関係が無く、

それよりも自分だけの「こだわり」と「くつろぎ」の空間を以下に実現することができるのかが大切になります。

 

ぜひ、自分だけのこだわりの空間を造ってみてはいかがですか。

 

今回は以上です。

 

 

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