快適なキッチン空間を造るための心得
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
今日から仕事始めの会社が多いようですが、
土手加藤材木店は今日までお休みをいただいております。
リフォームでも注文住宅でも、女性にとってキッチンは大変重要な要素です。
今回はキッチンを選んだり、キッチンを快適な空間にするための基本的な心得を書いてみます。
キッチンは単に料理をするための場所だけでなく、子供と会話するための場所であったり、
自分自身の趣味の為のスペースであったりするからでしょうね。
例えば弊社のお客様で趣味が「うどん打ち」という方がいました。
正直ちょっとビックリですよね・・・
そのお客様自身も当然うどんを食べることが好きなのですが、
それだけでは飽き足らずに、
合羽橋の道具街にうどん打ちの道具を購入しに行くほどの方で、
お話を聞いていて、趣味というよりさながらうどん打ち職人という感じでした。
こうなると通常のキッチンスペースだけでは足らないので、
通常の料理などの作業スペースと趣味のスペースを考慮して配置計画することになります。
それからパントリーや収納スペースまたは冷蔵庫のスペースをどうしようかという話になります。
ちなみに冷蔵庫は機械物なので何年後かには買い替えることになるので、出し入れの為の充分なスペースが必要になります。
またキッチン選びで失敗しないようにするには、
今自身で使っているキッチンの大きさを測ってみるのもいいかもしれません。
具体的に幅が何cmで、キッチンの作業台までの高さが何cmあるのかなど。
そしてそのキッチンは使いやすいのか、もし気になるのなら具体的にどこなのか。
弊社の別のお客様なんですが、
キッチン収納を造作家具のオーダーで造ることになり、「収納棚板を何段にする」、
「カウンターまでの高さを~cmにする」、「コンセントの位置はこことここにする」、
「表面の仕上げはこの色にする」、などなど細かく打ち合わせをして、
それを元に図面を立ち上げてお客様に見ていただきました。
図面を確認して修正点が一点だけありました。
「扉の開き方」に関してで、
キッチン収納の扉を両開き戸にしていたのですが、
引き違い戸に変更してほしいという要望でした。
理由は開き戸の場合、カウンターの前に調味料などを置いておくと扉が開けられないというもの。
なるほど・・・。
ちょっとしたことですが、この方にとってはこの扉の開き勝手が不具合を感じていた箇所なんです。
こんな具合に気になることを解消していけば、キッチンを壁付けにするのか、対面式にするのか、
アイランド型にするのかなどが自然と決まるはずです。
このキッチンの形はライフスタイルや来客者の頻度を考慮したほうが無難です。
共働きなどでまめに片付けができない場合は、アイランド型は検討材料かもしれません。
壁付けのキッチンはリビングと一体の場合来客者からは必ず見えます。
以上が快適なキッチンを造るための基本的な心得です。