電力自由化による私達のメリット
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
今日から待ちに待ったブラジルのリオ・オリンピックが始まります。
開会前まで危惧された諸々の懸案事項はなんとかなったようで(?)、
これから2週間、世界のトップアスリートによるパフォーマンスが楽しみです。
日本は今大会はたして何個のメダルが取れるのかも楽しみです。
さて前回このブログで取り上げた「電力自由化」ですが、
お蔭様で色々な方に見ていただいたようで誠にありがとうございます。
今回はその電力自由化でもたらされる私達消費者の恩恵は何なのかを取り上げてみます。
電力自由化以前の電気料金は、
電気を発電させるためにかかった全てのコストを足し合わせて、
電気料金を決めるというもの。
つまり発電にかかるコストをそのまま私達消費者に負担がきていたというわけです。
ちなみにこれを「総括原価方式」と呼びます。
問題はいままで電力業界は大きな電力会社が業界を独占していたので、
競争が起こらないという事です。
競争が起こらないのですから、販売価格は電力会社が好きに設定できるという事なんです。
電力自由化後は、この独占状態だった電力会社以外の業者から電気を購入することが出来るようになったので、
販売価格やサービスもされぞれ民間業者により違います。
つまり私達消費者はその電気料金やサービス内容によって、
電気の購入ルートを選ぶことが出来るようになったんです。
この新規参入の民間業者は、いままで工場や商業施設などに電力を販売してきた電力会社以外に、
ガス会社、通信会社、鉄道会社、コンビニなどがあり多岐にわたっています。
また料金の規制も取り払われてそれぞれの民間業者によって販売方法は違います。
また電力自由化の面白いところは、
料金価格やサービスの多様性だけではなく、
実際に発電している再生可能エネルギーや地域などから選ぶことができるという事です。
電力自由化により私達消費者は使う電力を選ぶことが出来るようになったというわけです。
今回は以上です。