ガルバリウム鋼板の屋根

      2016/12/06

ガルバリウム屋根縦張

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

 

 

今年は週末に天気が崩れることが多いですよね。

今日も朝から冷たい雨が降っていて、夕方からは雪が降るようですが、

本当に降るんですかね・・

 

さてさて、今日は屋根に使われるガルバリウム鋼板の屋根材をご紹介します。

 

ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板という難しい呼び名が正式名称です。

屋根材以外にも外壁や雨樋などにも使われます。

 

ステンレスと同様に耐食性に強く、しかも軽量なのが最大の特徴。

ステンレスに比べて価格も安価なことが様々な分野から注目を集めるようになりました。

 

一昔前に使われていた鉄板葺きの屋根と勘違いされる方が多いようですが、

全く違う素材と考えていいと思います。

違いは、厚みの薄い鉄板の腐食を防ぐ為に、50%以上のアルミニウムや亜鉛メッキなどで

表面処理することで耐久性を上げています。

 

ガルバリウム屋根横張

 

こちらは寄棟の下屋に噴いたガルバリウム鋼板の横張です。

ガルバリウム屋根はなんとなく縦張をイメージしますが、横張にしてみても大変美しい外観になります。

 

加工性や塗装性にも大変優れているガルバリウムの屋根。

瓦屋根と比べても大変軽量なので、3階建ての屋根にはよく使用します。

耐候性にも優れているので寒冷地や海岸地域にもよく採用されています。

それだけ性能が良くなったという事でしょうね。

 

 

ガルバリウム屋根縦張

 

こちらはガルバリウム鋼板の縦張です。

やはりシャープ感がよく強調されています。

外壁の場合にはほとんど縦張になりますが、屋根の場合には縦と横に噴くことができます。

 

また加工性が大変いいので、デザイン的にも選択肢が広がり、

アール状の屋根に使われるのを見かけます。

 

ガルバリウム鋼板の屋根は雨音が気になりませんか・・?

というお問い合わせを頂きますが、金属なのでやはり多少はするかと思います。

いまは屋根の裏に雨音を軽減するための断熱材を一枚かますような取り組みがされています。

いままで新築注文住宅で引き渡してきた弊社のお客様に同じ内容を聞いてみると、

「住んでみると、あまり感じない」

という回答です。

音の問題は個人差があるかもしれませんがね。

 

ガルバリウム鋼板のメンテナンスの時期は、

20年以上は大丈夫とは言われますが、

近年は真夏の紫外線が強いので、屋根にかかる負担も昔と比べてはるかに多いです。

大体10年から15年に一度行われる外壁を含めたメンテナンス工事の際に行うことをお勧めします。

 

今回はガルバリウム鋼板の屋根についてでした。

新築やリフォームでもこの屋根材を使ってみてください。

 

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