ナラ(オーク)の柾目が大変きれいです
2017/11/24
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
週末はこの時期にまさかの台風でしたが、
今日は秋晴れですがすがしい朝を迎えています。
さて昨日の夕暮れ前に新木場から1台のトラックが到着しました。
積み込まれてきたのはナラ柾目引き材。
ナラはオークとも呼ばれますが、
我々材木屋ではナラと呼んでいます。
それにしてもこのナラはここ近年価格が大変高騰していますね。
部材自体が少なくなっていることもあり、
ナラの仕入れには大変苦労します。
今回仕入れたナラ柾目はロシア産のナラ材で、
製材を北海道で引いた良材。
国産のナラやタモは原木自体がまだ細くて残念ながら建築部材にはあまり使えません。
よくタモとナラの違いを聞かれることがありますが、
ナラの一番の特徴は虎斑(とらふ)と呼ばれる縞模様があること。
このナラのとらふが世界的な高級部材として認知されていることは間違いないのですが、
逆にこの模様を敬遠する人もいます。
この縞模様のとらふが無いのがタモと思っていただければ大丈夫です。
高級家具などにも使用され諸外国でも大変人気の高いのがナラ(オーク)。
先ほども説明しましたが表面にはナラ独特の虎斑(とらふ)と呼ばれる縞模様があり、
材自体は硬く木目ははっきりしていて力強いです。
建築用内装材としてフローリングや羽目板等に使用され、
出来上がりは高級感にあふれている。
ナラ(オーク)のはっきりとした美しい木目が作り出す落ち着きのある重厚感は、
この材の最大の特徴といえるでしょう。
世界的に愛用されてきたのもうなずけます。
材自体は硬く狂いが少ないため加工性に優れていて、
世界の最高級家具にも利用されています。
ナラで造られた家具は100年、
200年使われても飽きがこないのはこの材が持つ最大の魅力です。
このナラ柾目がどのように使われるのか今からすごく楽しみです。