狭小3階建て住宅のリビングにトイレは必要かしら・・
2016/12/06
おはようごあいます。
土手加藤材木店の加藤です。
都内で土地から探して自分達のライフスタイルにあった家つくりをする人たちにとっては、
土地代にものすごくコストがかかるので、20坪以下のいわゆる狭小地を購入する人が多いです。
建蔽率によって建てられる家の大きさが決まりますが、
おおむね狭小地の場合には3階建住宅になるケースが多いです。
それはそれでいいことです。
今回は狭小3階建ての住宅で、
2階にリビングを配置する場合にトイレを配置するべきかどうかの見極め方を取り上げてみます。
リビングの階にトイレはあるのは当然でしょうと考える方は多いと思いますが、
いざ配置計画をしてみると狭小3階建ての場合は、リビングと同じ階にトイレを配置するのが難しいケースがあります。
無論階段の配置にも関係はしてくるのですが、
できればトイレは階段とつながる廊下などお共用部分に配置したいものです。
ところが色々間取りを検討してみても、リビングの真横にトイレがきてしまったり、
ダイニングの横にトイレがあるというようなこともあります。
お客様が来た時に、トイレがリビングの横にあると落ち着きませんよね。
このような配置計画はできるだけ避けるべきです。
ただし、リビング・ダイニングで2階部分を広くしたい場合などは、
リビング階段になる場合が多いのでトイレの配置場所が難しくなります。
キッチンを対面式に配置できれば、その後ろにトイレを配置することも考えられます。
ただしこの場合には、キッチンの収納スペースや冷蔵庫の配置にも関わるのでよく検討する必要があります。
また来客者がトイレを使う際に、
キッチンが丸見えになるので気になる人は避けたほうが無難かもしれません。
リビングは家族が集まり、友人などがそこで会って楽しく会話をするところです。
基本的にはリビングで寝るという事はしないです・・・・昼寝は別ですが。
そうすると起きていることが多いリビングには、
トイレはいらないと考えれば配置する必要はないです。
起きているときにトイレに行きたくなったら、
下の階か上の階のトイレに行けばいいというごくシンプルな考え方です。
来客者には下の階のトイレを使ってもらうようにすれば問題はありません。
この様に考えることができれば、リビングにこだわることができます。
対面式にしてみたり、畳コーナーを設けてみたりと、
トイレが無くなる分のスペースをリビング空間として有効に使うことができます。
また3階を寝室とした場合に下のリビングの階にトイレを配置することで、
就寝中に起きていちいち下の階にトイレに行くことは日々の生活では面倒と思いませんか。
それならば寝室がある3階にトイレを位置したほうがいいかもしれません。
キーワードは「寝ているか、起きているかです」
イメージしてみて下さい。
どちらが快適な暮らし方ができるのかを。
狭小3階建てでも各階にトイレが配置できれば何も問題はないのですがね。
今回は狭小3階建てにおけるリビングにトイレを配置するべきかでした。