不燃木材の活用が増えてきました
2018/02/23
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
先日仕事で銀座線の浅草駅に向かって歩いていたところ、
浅草文化観光センターの前を通りました。
知っている人は多いかもしれませんが雷門の真ん前に建つ建物です。
こちらの建物は東京オリンピック会場で有名な隈研吾さん設計の建物です。
普段は何気なく通り過ぎるこの建物ですが、
外壁の一部に使用されている木製の縦格子は不燃材の木材です。
最近都心の商業施設でもかなり多く使用されるようになってきましたね。
不燃木材・・・
何か聞きなれないワードですが、
字の通り燃えない(不燃)の木材なんです。
材木は可燃材であることは周知の事実ですが、
材木に特殊な薬剤を注入して燃えなくさせているんです。
いままで不燃材といえば、ガラスや鉄、タイルなどがすぐに想像できますが、
このように不燃の材木も今ではあるんです。
この不燃木材が注目されているのは、
建築基準法によって商業施設など建物の内部に使用できる仕上げ材には一定の規制があるからです。
可燃物の材木は使用することが出来ませんでしたが、
この不燃木材の普及によって内装制限をクリアーすることができるようになり、
様々な場所で不燃木材が活用されるようになりました。
やはり木材を仕上げ材に活用することでデザイン的にも表情が豊かになるのでしょうね。
ちなみにこの浅草観光センターの内装材にも沢山の不燃木材が活用されているようです。
私はまだ見てませんが、
次回時間があるときに見てみたいと思います。