断熱性を高めるための気密部材をご紹介します
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
プロ野球セリーグは巨人の成績が良くないので、
落ち込んでいる私ですが、
大相撲名古屋場所が始まったので、
野球から少し目をそらせるのでストレスもたまらないかなーと思っています・・・
今場所の大相撲は何と言っても「稀勢の里」の横綱昇進です。
八角理事長は今場所は綱取りの場所ではないと言っていますが、
私にしてみれば「稀勢の里の綱取りの場所」と周りには豪語しています・・・。
昨日の初日は落ち着いた取り組みで問題の無い相撲内容です。
このまま千秋楽まで頑張ってほしいものです。
さて色々な形の部材が画像に写っていますが、
何だこれは・・?と思うでしょうが、実はこれらは全て気密部材なんです。
この気密部材は家の段越性能を上げるためのものです。
上段にある透明の四角の箱は、
コンセントやスイッチ部分の気密性を保つための部材です。
壁にグラスウールを充填した後に、
その上から防湿シートを張りますが、
この時に壁体内にあるコンセントボックスやスイッチボックスでの気密性が問題になります。
つまりコンセントボックス周りから空気の流通ができないようにできればいいという事です。
この使用例は後日現場ブログでもご紹介しますが、
この透明の箱がすごく役に立つ優れものです。
左下の白く真ん中に穴が開いた部材は、
壁に貫通される配管周りの気密部材です。
この穴の部分が配管に密着するので、配管からの空気の流通を防ぎます。
最後に黒と白のひものような部材も気密部材で、
サッシ開口部に対しての気密部材なんです。
白い部分を剥がすと粘着テープになっていて、
外壁下地部分に張り付けます。
その上からサッシで押さえつけるように止め付けることによって開口部周りの気密性を高めるという事です。
サッシ廻りは、サッシを止め付ける釘に防水テープで漏水対策として張りますが、
それとは別でこの気密テープを張ります。
新省エネ法に移行してから、
現場での断熱施工が厳しくなっているので、このような部材を上手に使いながら施工を簡素化しています。
今回は断熱性を高めるための気密部材をご紹介しました。