木曽ヒバの造作材が来ました
2017/10/21
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
昨日の朝会社に来てみると、
材木置き場の林場に新たな造作材が大量に搬入されていました。
木曽ヒバの造作材です。
ようやく到着しました。
待ちに待った木曽ヒバの造作材です。
今回は目込みの柾目材で全て揃えました。
ヒバ独特の香りが林場に漂っていました。
個人的な感想なんですが、
このヒバの香りをかぐとカブトムシを思い出すのはなぜなんでしょうか。
木曽というと尾州・木曽桧を頭に思い浮かべる方が多いと思いますが、
実は木曽にはヒバも育っていて結構有名なんです。
画像からも分かる通りヒバの特徴としては少し黄緑がかった色をしています。
また先ほども書きましたがヒバにはもう一つの特徴があり、
それは独特の香りです。
ヒバは元々はヒノキ科に属する材木で、
ヒノキチオールと呼ばれる精油分を多く含み素晴らしい香りを放ちます。
余談ですが、このチオールは薬品や化粧品にも使用されるほどの効果があるんですよ。
またヒバといえば青森が代表的な産地として大変有名ですが、
青森ヒバの原生林は津軽半島が中心地域でして、
いまやこの地域は国が管理しています。
つまり青森ヒバは管木(かんぼく)になり、
山深い所に生息しているのでほとんど流通しなくて大変貴重な材木です。
このヒバを造作材に使うと大変格調高くなります。
さてさて苦労して仕入れた木曽ヒバ。
どんな感じになるのかいまからすごく楽しみです。