狭小住宅は勾配天井を有効活用する
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
今日は朝から湿度が高くて気温の割には蒸し暑く感じられます。
この雨で関東北部の水瓶が潤うといいんですけどね。
狭小地では敷地に限りがあるので、
いかに広々とした空間構成ができるのかが悩ましいところです。
それでも都内では例え小さな土地でも大変な財産です。
最近常に思いますが、都心の土地は高い!
敷地が広い土地は欲しいけれど、
自分達のお予算に見合った土地はなかなかありません。
それでも家族で快適に暮らすための空間は出来る限り欲しいですよね。
少しでも狭い空間を有効活用するために3階建て住宅の場合には、
3階の寝室や子供室を勾配天井で空間を広くするとことも一つのアイデアです。
通常は3階の上は小屋裏空間なので、そこを有効に使うようにするという事です。
本来は2階のリビングを勾配天井にできればいいのですが、
通常の3階建ての場合には、
2階部分の高さを高くすることは軒高さ9m以下の規定の中では難しいんです。
それならせめて3階の主寝室や子供室を勾配天井にして、
高さの広がりが感じられれば開放的な空間になります。
また3階建てでも3階にリビングを配置することが出来れば明るさも確保できますし、
勾配天井により空間も広く確保できます。
ただしあくまで道路斜線や高度斜線の影響がないことが前提になるのですが。
第3種高度斜線ならば高さ10mまでは規制が無いので、
軒の高さをいろいろ調整しながら、上手に小屋裏空間を勾配天井で広く見せるものアイデアです。
ぜひ狭小地では勾配天井を上手に活用してみて下さい。