レッドシダーの魅力
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
本日はレッドシダーに関してブログで書いてみます。
原産地はカナダと一部アラスカでも育ちます。
レッドシダーは一般的にはベイスギ(米杉)と呼ばれいますが、
実は杉ではなくヒノキの仲間になります。
日本の「ネズコ」や「クロベ」と同様です。
なのになぜ日本でベイスギと呼ばれるのかというと、
この木の木目が過ぎに似ているからです。
レッドシダーの匂いを嗅ぐと、やはりヒノキ科の木だという事がよく分ります。
レッドシダーの特徴は何と言っても耐水性があるということ。
昔から北米ではカヌーに使われていたほどで、
昔から水に強いという事を知っていたのでしょうね。
この耐水性に強いことから、日本でも外壁のパネル材に使われたりします。
またレッドシダーのもう一つの特徴として挙げられるのは、
なんといってもその表情の豊かさです。
材自体の色の濃淡の落差があるために、デザイン的にも大変大きなインパクトを与えることが出来ます。
この濃淡はしつこすぎずに、逆に空間をやさしい雰囲気にしてくれます。
先ほど耐水性があるために外壁材として使われると書きましたが、
このレッドシダーは時がたつほどに表情に渋みと味わいがでます。
この経年における表情の変化を楽しむために、
あえて外部で使う際に塗膜を塗らない事をする場合があります。
最近では、目隠し用の格子として使われることがあり、
その豊かな表情が意匠的に大きなインパクトを与えます。
内装においても、リビングの壁一面にこのレッドシダーを使うことで
空間にアクセントが出来ます。
また天井に使うとレッドシダー独特の豊かな表情が楽しめます。
このレッドシダーは重量が軽く、湿度が高くても吸湿率が低いので材自体の変形が少ないので
曲りや反りの変形があまり無いのが特徴です。
ぜひレッドシダーを使って上質な空間を造ってみてはいかがですか。