屋根材を選ぶときは重量も考慮する

      2016/12/06

新規ガルバリウム鋼板の屋根

おはようございます。

関東地方は梅雨入りしたみたいですね。

通年より少し早いみたいです。

東京では雨があまり降らないので、今年は空梅雨なのかと少し期待したのですが。

やはり梅雨は来ましたね。

 

家づくりをする上で、

屋根材を選ぶときにデザイン性や工務店やハウスメーカーの標準仕様というだけで決めるのは少し考え直してください。

 

というのは屋根は建物の頭の部分ですので、

あまり重量が重い屋根材を選ぶと建物の揺れが大きくなります。

つまり耐震性に影響が出てきます。

 

和風の家を建てる場合にはやはり外観等の調和から日本瓦を噴きますが、

この日本瓦は大変重量があり重いです。

坪(3.3㎡)当たりの重量は160kg相当あるので、

屋根全体では相当の重量があります。

それでも日本瓦の屋根は大変美しいので迷いますよね。

誤解が無いように書きますが瓦が良くないという事ではありません。

 

ガルバリウム鋼板屋根

 

ここ数年最も使用されるコロニアル屋根は、

瓦屋根の約半分位の重量と言われていて坪当たり65kg程度です。

瓦屋根からすれば相当軽いです。

 

屋根材の中でも最も軽量なのがガルバリウム鋼板です。

このガルバリウム鋼板は昔の鉄板屋根とは違い耐久性もあります。

重量的には坪当たり大体20kgなので、建物自体にかかる重量は大変軽くすみます。

 

例えば屋根に太陽光などをのせる場合などはよく設計者と打ち合わせをして、

建物にどれくらいの負担がかかるのかを把握したほうがいいです。

とくにゼロエネなどの場合には太陽光のワット数が大きくなるので、

屋根材は極力軽いものを選ぶようにしてください。

 

屋根の軽量化は耐震改修で最も安価に行われる手法です。

古い家は屋根も老朽化しているケースが多いので、

耐震改修の時に一緒に屋根材を軽量化します。

耐震診断をするとよく分りますが、

この屋根材を「重い屋根」から「軽い屋根」に変えるだけで、

耐震診断の評点がすごく良くなります。

 

屋根は建物の頭なので、重量を考慮して屋根材の選定をしてください。

 

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