無垢のフローリングを選ぶポイントが知りたい

      2016/12/06

ナラ

土手加藤材木店の加藤です。

 

新築やリフォームをする時に、壁や天井、フローリングの素材選びで悩む方は多いです。

中でもフローリングを無垢の床にする場合にはこれまた大変悩む方が多いです。

 

無垢のフローリングは表面の色合い違いますし、木目も材によって様々です。

人の顔と同じで無垢の木の表情は多様です。

また踏みしめた時の足裏に伝わる感触も微妙に違うのです。

事実弊社では、実際にお客様が選んだ無垢のフローリングを素足で履いてもい、

足裏に伝わる感触を確かめていただくようにしています。

 

メープル 節なし

 

今回は無垢のフローリングを選ぶときのポイントを書いてみたいと思います。

参考にしてみて下さい。

 

1.表面の明るさで選ぶ

 

人の好みは様々です。

リビングを例にとると、明るい感じにしたいのならば桧やメープルやカバなどの

明るい色合いのフローリングを選べばいいですし、

 

逆に少し落ち着いた大人の空間にしたければ、

ウォールナットやチークやローズウッド、タモなどから選んでみるといいでしょう。

 

ワックス掛け チーク

 

また色合いだけでいうなら、無垢のフローリングに表面着色するという方法もあります。

ただし無垢のフローリングは、長い年月使い込んでいくうちに自然な表面の変化がるので、

その経年変化を楽しむようにするとあなたが住む家にもっと愛着がわいてきますよ。

 

無垢のフローリングは子供の成長と同じと考えてもいいと思います。

 

2.表面の堅さで選ぶ

 

いくら色合いが好みでも、表面が柔らかくて傷になりやすいというフローリングでは、

日々の暮らしの中でメンテナンすに一苦労します。

 

例えば子育て中の家庭であれば、オモチャなどを投げてしまったりするので、

傷になりやすいような表面が柔らかいものは避けたいですよね。

 

ブラックウォールナット

 

表面が柔らかいのは、杉や桧やヒバなどが上げられます。

特に杉を選ぶ際には、関東より下の産地の無垢のフローリングを選ぶようにしてください。

青森は杉が有名ですが、材が柔らかいのでフローリングにはあまり適していないような気がします。

 

硬いフローリングは、ナラやタモ、メープルなどが代表的です。

よほどの物を落とさない限り、これらのフローリングが凹んだ傷になったりという事はありません。

 

私達も表面強度があるナラやタモなどのフローリングの時より、

杉やヒノキなどの表面が柔らかい無垢のフローリングの時の施工の方が何倍も気を使います。

 

また表面の方さは=足裏に伝わる硬さでもあるので、

ぜひ実際にご自分の足裏でその方さの感触を確かめるようにしてみて下さい。

 

3.足裏に伝わる温度で選ぶ

 

足裏に伝わる感覚というのは、具体的にいうと温度の事です。

硬さに関しては前段の所で触れたので、そちらを参考にしていただければいいと思いますが、

その表面の方さは実は私達の肌に伝わる温度とも深い関係があります。

 

杉や桧やヒバのような表面が柔らかい無垢材は、実際に触れてみると暖かさが手によく伝わります。

難しいことはここでは書きませんが、木の表面の方さと熱の伝わりは関係があります。

 

桧フローリング節あり画像

 

杉や桧、ヒバなどは寝っころがってみると分りますが背中に暖かさが感じられます。

足裏でもこの暖かさは感じられることができます。

表面も柔らかいですし、暖かい熱が伝わるので本当に気持ちがいいです。

 

逆に表面強度が硬いナラやメープルは、足裏に伝わる暖かさはあまり感じることはできません。

これは事実です。

 

10cm角のカットサンプルで試してみてもその違いはよく分ります。

 

 

以上が無垢のフローリングを選ぶときのポイントです。

ここで取り上げた無垢材以外にも沢山の部材があります。

あまりに多くてここでは全てを取り上げることはできませんが、

それらを選ぶときにでも今回の3つのポイントを参考にしてみて下さい。

 

ナラ

 

それでは次回をお楽しみに。

 

 

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