そとん壁の視察に行ってきました
2016/12/06
土手加藤材木店の加藤です。
昨日は午後から「そとん壁」を視察をしに、横浜にある高千穂シラス株式会社さんにお邪魔してきました。
桜木町の駅を降りると、都市と海の景色が調和した横浜港みらいがあります。
横浜は政令指定都市になっていて、自然とビジネスが融合し、かつ観光名称としても有名な大都市です。
今回お邪魔する高千穂シラス株式会社はランドマークタワーの9階にあります
久しぶりに訪れるランドマークタワーですが、このタワーにある展望台からの景色は絶景です。
今回は時間の都合で見られませんでしたが、個人的にはここからの景色が一番と思います。
さてタワー内に入って、
エレベーターで9階に上がり高千穂シラスさんのショールームに案内していただきました。
そとん壁は主に外装材として使用することができる100%自然素材の資材です。
ショールーム内には、数々の塗り壁材が展示してありました。
このそとん壁は、漆喰や珪藻土とは全く違う左官材です。
左官屋さんがコテなどで壁や天井を仕上げます。
そとん壁以外では、内装材で使用される左官材も展示してあり、
その種類の多さにお腹がいっぱいになりました。
そとん壁の原料は宮崎県で採取される火山物質です。
いわゆるマグマが長い年月で冷えて出来た物質で、シラスと呼ばれる繊維が中に含まれていて、
このシラス効果により、高い防水性と調湿機能を持ち合わせています。
このそとん壁の外壁材としての大きな特徴は、表面に塗装をする必要が無いことです。
通常は左官で外壁を仕上げる場合には、表面に塗料で塗膜したりあるいは漆喰で仕上げるのですが
このそとん壁はそのままの生地仕上げです。
これで防水性があるというのですから驚きです。
その機能の確認のために今回はお邪魔をしたというわけなんです。
そとん壁は表面の仕上げ方法が何パターンかあって、上の画像が代表的な仕上げのパターンです。
画像だと少し分りにくいかもしれませんが、表面の仕上げはまるで違います。
またそとん壁は色が何種類かあるので、
漆喰などのような決まった色合い以外でも好みの色を選べるのでうれしいですよね。
担当の方からそとん壁の説明を受けた後に内装材の塗り壁も一通り説明をしていただきました。
今回の視察で、新たな外壁材を発見できたことが何よりもうれしいです。
本日はそとん壁の視察のご紹介でした。