リノベーションでも長期優良住宅
2016/12/06
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
今日は朝から雨ふりで気温も昨日よりかなり寒いですね。
体調管理はしっかりしないといけませんね。
先週長期優良住宅に関する記事を
このブログで書きました。
家の遺産価値を保つことができるのかということや
この住宅の認定基準や建てるメリットなど。
これらはいずれも新築時の話でしたが
実はリノベーションでもこの認定制度があるんです。
このこと知っていましたか・・?
これは中古住宅を購入してリノベーションしたり、
または現状住んでいる家を大型リフォームや
リノベーションする時に行うことができるんです。
冒頭長期優良住宅で資産価値のことを書きましたが
中古住宅に関しても資産価値を保つという事が狙いです。
いままでの木造の中古住宅はほぼ一律で
築年数25程度で建物の価値が無くなると言われてきました。
この事は一般的な建物の固定資産税の評価額からしても納得です。
この資産価値というのはつまり金融資産です。
この建物が一体いくらの価値があり、
市場でいくらで売買できるのかという事です。
つまり金融機関がどれくらいの価値で
建物に融資をしてくれるのかという事です。
ただし、
先ほども述べたように築年数が25年以上経過していると
資産価値はほぼ無いに等しいので金融機関も
中古住宅への住宅ローンを実行しにくいのが現状です。
この改善は金融機関に頑張ってもらうしか方法は今のところは無いんです。
なので中古住宅を購入しリノベーションで
自分たちのライフスタイルにあった暮しを実現したくても
なかなか難しかったのが実情なんです。
新築ではなくリノベーションをしたいと考える人は、
自分達らしい暮らし方を望んでいます。
そこには新築住宅でなくていいと考える人たちが圧倒的です。
土手加藤でもリノベーションを検討している方と
お話しする機会がありますが
皆さん同じような傾向だなと感じています。
これを築年数によらずに住宅の性能を反映させた
評価基準ができれば家の資産は保たれるというものです。
そこで中古住宅を購入してリノベーションする際に、
長期優良住宅の認定基準を適用することで
家の価値の目減りを遅くするという事です。
事実リフォーム版の長期優良住宅の制度は
すでに始まっています。
劣化対策や耐震性 省エネに関しても新築と同じ基準が求められますし、
基礎についてはひび割れなどの確認事項があります。
一般の耐震診断の延長線上にこのリフォーム版長期優良住宅の
検査があるようにも思えます。
新築でもリフォームでも長期優良住宅の認定制度は、
生涯設計の中で家づくりにかける費用を極力かけないで、
その以外の余暇や趣味や旅行または教育資金に
お金を掛けられるようにすることともいえます。
家の資産価値を保つという事は大変重要な事なんです。
リフォームによる長期優良住宅の認定には
技術的にも大変難し一面もありますが、
リノベーションの際には一度検討されてみてはいかがですか。
それでは次回をお楽しみに!