元浅草木造耐火構造は墨付けが始まりました

      2021/05/24

 

おはようございます。

土手加藤材木店の加藤です。

11月になってから朝と夜はめっきり寒くなりました。

空気も乾燥していますし季節の変わり目には喉の痛みを感じることが多いのですが、

今年は特に体調管理に気を付けようと思います。

 

さて元浅草の木造耐火構造3階建ては地盤改良が終わり、

基礎工事が進んでいます。

基礎工事の進行と同時に下小屋では大工が搬入されてきた構造材に墨付けを始めました。

 

 

今回は3階建てなので梁と桁材は米松と米松集成の機械乾燥材になります。

国産材を使いたいのですがやはり材料の強度管理と在庫数がちきんと選定されている米松になりますね・・・

国産の桧なら米松と同程度の強度が期待できるのですが、

断面が大きくなると材が揃わないことが一番のネックです。

都内では前面道路が狭い中で3階建てを建てようとすると、

道路車線の関係で建物の高さを抑えなければなりませんので、

どうしても強度が大きい部材に頼ることになります。

国産の桧がもっと流通量が増えてくればいいのですが・・・このへんでやめておきましょう・・・

 

 

プレカットが当たり前の時代に「墨付けと手刻み」は時代に逆らっている様に思われますが、

何時の時代も技術力は職人の目利きと手作業から得られると思うからこの作業を選んでいます。

 

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