レッドオークは何に使おうか
2021/05/24
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
昨日の朝に会社に出社したところ材料を積んだトラックが会社の前に横付けされていました。
トラックに積み込まれていたのは広葉樹のナラとレッドオークの柾目です。
今回は建具や家具の面材に使われる柾目の補充をしたわけですが、
特に在庫が少なくなってきたからというわけではなく、
その時の市場価格をにらんで買い付けるようにしています。
材木は定価というものが無く、
材木価格は市場の動向に影響されるので、
価格はその時によって変動します。
もちろん安値の時に買い付けられればいいのですが、
高値で買わなければならないという場合もあるので仕入れには大変に苦労します。
同じ木質と木肌ならそれは価格が安い方が良いのに決まっているので、
常に市場の価格の変化にアンテナを張っていなければなりません。
お客さんも高い材料を使うことは望んでいないのでね(笑)
特に広葉樹の場合には注意が必要になります。
早速木肌を確かめたいので一枚機械で表面を削ってみました。
なら独特の綺麗な木肌が現れました。
ならにはトラフと呼ばれる独特の模様があり、
この模様がならの人気を呼んでいるところがあります。
そして今回ナラ以外で買い付けたのがこのレッドオーク。
市場ではあまりお目にする機会はないのですが、
ご覧のように木肌が赤いのが特徴。
硬さはなら同様にいやというほど非常に硬いです。
ピーラーほどの目ずまり感はないのですが、
それでも何かに使ってみたいと思い購入しました。
柾目の赤い木肌は造作材や家具の面材に使うと大変にきれいなので、
いまから何に使おうか楽しみです。