木材市場の視察です
2016/12/06
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
今日は朝から雨ふりですね。
雨降りの日は外での仕事ができないので工事の日程にも影響しますので、
早く雨が上がらないかとつくづく思います。
さて、昨日はブログをお休みしましたが、
午後から終日千葉県にある木材市場を訪れてきました。
約2か月ぶりの市場訪問です。
このブログでも何度かご紹介をしていますが、
この市場には全国から無垢材や銘木が集まります。
外材などもここで調達することができます。
木材の築地市場という感じですかね・・・
ちなみに築地は東京都が運営していますが、この木材市場は民間が運営しています。
いつもこの市場にきて思いますが、なんという無垢材の量でしょうか。
大漁の無垢の木材が並べられています。
凄い量なのが画像から見ても分かりますでしょ。
小生は無垢材の視察は現地の木材産地に必ず行きますが、
それ以外はこの市場でほとんど用は足りています。
市場に来るメリットは何より木材の相場がつかめること。
これはすごく重要なんです。
どこどこの産地の桧の柱はいまはこの値段だとか、
杉の梁が少し高騰しているなどの貴重な情報が聞き取れます。
土手加藤では全国の良質な木材を手ごろな値段で仕入れてきて、
それをお施主さんが建てる家に使います。
少しでも良質な木材を都心の家で使っていただけるようにするためです。
そのためには日夜木材の相場を的確にとらえることが重要です。
話は違いますがこちらはケヤキの一枚板です。
綺麗でしょ。
これらの材は購入してすぐ使えるというわけではないんです。
これから5年から10年程度乾燥させてから彫刻や建築材や家具に使います。
使えるようになるまでものすごい時間がかかるんです。
狂わないといいんですがね。
話も元に戻します。
無垢の木は定価設定が無いので市場の価格に作用されます。
市場の価格が高騰しているときには必要最低限の材の調達にしなければなりません。
この見極めは木の目利きと同じくらい難しいんです。
プレカット会社の言いなりにならないで、自分の足で木の相場を知ることこそが木の家つくりには大切です。