準防火地域における3階建ては準耐火構造です
2017/04/05
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
大相撲名古屋場所は大関稀勢の里は、先日横綱白鵬を破った勢との一戦。
テレビにかぶりついてましたが、力強い相撲内容でみごと2敗を守って勝ちました。
毎日稀勢の里戦では疲れます。
もしかして稀勢の里より力が入っているかも・・・
たぶん全国の相撲ファンは同じだと思います。
早く優勝して終わってもらいたいです・・
さて先日台東区内に住んでいるある方から家づくりに関してお問い合わせを頂きました。
その方のお問い合わせ内容は・・
「ここで家を建て替える場合、3階建てを計画すると、
その建物は耐火構造でないといけないと聞いたんだけど、
やはり耐火構造でないと建てられないんでしょうか・・」
という感じのお問い合わせ内容です。
台東区は地区条例によってそのほとんどが防火地域になっています。
お住まいをお聞きしたところ台東区内の準防火地区に住んでいる方です。
台東区で3階建てというと耐火構造にしなければいけないというイメージかもしれませんが、
この準防火地域では準耐火構造で認可されるんです。
以前もこのブログで書きましたが、
防火地域では・・
3階建て以上、100㎡を超える建物は耐火構造にしなければなりません。
「防火地域と準防火地域」は都市計画法で定められていて、建築基準法においてその具体的な建物の制限がされています。
耐火構造は建築基準法における防火性能においてもっとも厳しい基準があります。
ただし準防火地域では3階建ての住宅は準耐火構造(もしくは耐火構造)で建てることが出来るんです。
都市計画法における基準が少しゆるいので、
その地域に3階建てを建てる場合には建築基準法では準耐火構造でOKなんです。
耐火構造と準耐火構造の大きな違いは、耐火被覆のボリュームが耐火構造の方が圧倒的に多いので、
どうしても工事期間もコストも割高になります。
どうやらお問い合わせの方は、
友人が同じ台東区内の防火地域で建てた3階建て耐火構造の建物と混同していたようです。
このような家づくりに関する質問は随時受け付けていますので、
遠慮なさらずにお電話でもメールでも結構なのでお問い合わせください。
土手加藤材木店 TEL:03-3876-2296