木造耐火構造セミナーに参加です
2017/05/23
おはようございます。
土手加藤材木店の加藤です。
先週の金曜日に木住協さん主催の木造耐火セミナーに参加してきました。
午後からでしたが内容の濃いセミナーで、
終了後はくったくったでした。(笑)
木造軸組みの耐火構造の大臣認定はこの木住協さんが持っていて、
防火地域での3階建てなどの耐火構造を建てる場合にはこの大臣認定を使っています。
耐火構造とは、
火災が発生して消防隊によって火災を鎮火させた後も火災前と同じく自立して建っていられる建築物のこと。
ここが準耐火構造とは違う大きな点でもありますが、
このセミナーで改めて耐火構造の重要性を認識できました。
2000年以降に建てられた木造耐火構造は2×4(ツーバイフォー)と軸組を合わせて5000棟にもなります。
17年で5000棟ですが多いのか少ないのかは感覚の問題かもしれません。
実際木造で耐火構造を建てられることを知らない人も多いですがが、
これからもっと多くの建物が木造で建てられるようになればいいですね。
今回のセミナーの注目点は開口部周りのおさまりがきちんと明記された事です。
この仕様で設計すると柱間の距離に注意する必要があるかもしれません。
柱の内側にも強化石膏ボードを張るという事なので、
その分厚みが増します。
寸法をきちんと割り出さないとサッシが入らないということにもなるので、
この点は十分に検討する必要があります。
また1階の床下の耐火構造の規定もできました。
土台部分まで強化石膏ボードですか・・・
やはり土台に1階の床下地の合板を乗せたいのですがね。
今後は外壁・間仕切り壁以外で告示での木造の耐火の仕様も出来るようです。
どちらが使いやすいのかは今後検討するようになるでしょう。